仮想マシンとは

仮想マシンとは、コンピュータの中に作成されたコンピュータのことです。
例えば、1台のWindows 10 PCの中に、1000台のWindows 10 PCを作成することができます。(すごく大げさ)

今回はSolaris 11の仮想マシンを作成します。

必要なものは以下です。
VirtualBox      (仮想マシンを作成するアプリケーション)
Solaris 11のISOファイル(Solaris 11をインストールするためのファイル)
TeraTerm       (仮想マシンにログインするためのアプリケーション)

手順

1.VirtualBoxのインストール
2.仮想マシン( Solaris 11 )の作成
3.Solaris 11にコンソールログイン

1.VirtualBoxのインストール

以下のサイトでWindows用のインストーラーをダウンロードします。

https://www.oracle.com/jp/virtualization/technologies/vm/downloads/virtualbox-downloads.html

ダウンロードが完了したら、インストーラを実行しVirtualBoxをインストールします。こだわりがなければ、「Next」を押していき、最後に「Yes」と「Install」でOKです。

もし、デバイスに変更加えていいか聞かれたら許可しましょう。また、デバイスソフトウェアのインストールも実行します。

2.仮想マシン( Solaris 11 )の作成

Solaris 11のISOファイルをダウンロード

ますは、以下のサイトでオラクルのアカウントを作成し、サインインします。

ttps://profile.oracle.com/myprofile/account/create-account.jspx

次に、以下のサイトから、Solaris 11のISOファイルをダウンロードします。https://www.oracle.com/jp/solaris/solaris11/downloads/solaris11-install-downloads.html
Oracle Solars 11.3テキスト・インストーラ
・x86テキスト・インストーラ

仮想マシン( Solaris 11 )の作成

VirtualBoxを起動させ、「新規」を押します。

次に、以下のように入力します。

・名前: SO11TE171
・タイプ: Solaris11
・バージョン:Oracle Solaris 11 (64-bait)

こだわりがなければ、「次へ」と「作成」を押していきます。
メモリーディスクのサイズは、以下のように入力します。

・メモリーサイズ:2048MB
・仮想ハードディスクのサイズ:50GB

Solaris 11のインストール

トップ画面に戻り、作成した仮想マシンが表示されます。

作成した仮想マシンを選択し、「起動」を押します。

右下の「フォルダアイコン」→「追加」を押し、ダウンロードしたSolaris 11のISOファイルを選択します。

ダウンロードしたSolaris 11のISOファイルsol-11_3-text-x86.isoが選択されていることを確認し、「起動」を押します。

※このISOファイルを正しく選択せずに起動させようとしエラーになるケースが見受けられるので要注意です。

以下のような画面が表示された、画面をクリックします。

ここからSolaris 11の初期設定をします。
■ keyboard layout
「 27 」と入力しenterを押す。

※この画面は左側のCtrlを押すと抜けれます。

■ languate
「 7 」と入力し、enterを押す。

■ Oracle Solaris installation menu

「 1 」と入力し、enterを押す。

ここからはGUIでsSolaris 11のインストールを進める。
「 F2 」を押す。

※この画面では、F2が進む、F3が戻るです。

以下の項目はデフォルトの設定。
・Discovery Selection
・Disks
・GPI partitions
・System Identity
・Network

■ Time Zone: Regions
「 Asia 」を選択し、F2を押す。

■ Time Zone: Locations
「 Japan 」を選択し、F2を押す。

以下の項目はデフォルトの設定。
・Time zon
・Locale: Language
・Locale: Territory
・Date and Time

■ Keyboard
「 Japanese 」を選択し、F2を押す。

■ Users
Root passwords:に任意のパスワードを入力する。
Confirm passwords:に任意のパスワードを入力する。

※ パスワードは非表示なので、間違いないように入力してください。

F2を押す。

以下の項目はデフォルトの設定。
・Support -Registration
・Support - Network Configuration

■ Installation Summary
F2を押す。
Solaris 11のインストールが始まります。

Installation Completeと表示されたら、インストール完了です。
再起動させるために、F8を押します。

ISOファイルのマウント解除

起動したら、以下の手順でISOファイルのマウントを解除します。
※これをしないと再びSolaris 11のインストール画面に戻ります。

1.「デバイス」→「光学ドライブ」→「光学ドライブからディスクを除去」
2.「強制マウント解除」
3.「仮想マシン」→「リセット」

3  Solaris 11にコンソールログイン

リセット後は、以下の画面になります。
この画面になったら、画面をクリックしenterを押します。(この画面は2回出るかもしれません。)

ログイン画面が表示されるまで待ちます。(10分くらいかかるかもしれません。)

※以下のようなメッセージが表示される場合は無視してenterを数回押してください。
~My unqualified host name~
~unable to qualify my own domain name~

solaris console login:が表示されたら、以下の情報を入力しログインします。
・login:「 root 」と入力し、enterを押す。
・passowr:Solaris インストール時に設定したrootユーザのパスワードを入力し、enterを押す。

※ 入力したパスワードは表示されませんが入力はされています。

root@solaris: ~#が表示されればログイン完了です。

ログインできたら、以下のコマンドが正常に実行されるか実行します。

date ;who; uname -u

以上、お疲れ様でした。