今回は、C#で画面にHello World!と表示するプログラミングを説明します。
C#のプログラムを動かすためには以下の3つの作業が必要です。
1.C#のプログラムを記述したソースファイルを作成する
2.ソースファイルをコンパイルし、実行ファイルを作成する
3.実行ファイルを実行する
コンパイルは人間が理解できるソースファイルを、PCが理解できる実行ファイルに変換することです。
コンパイラ(csc)というプログラムが実施します。Windows10では.Netのフォルダの中にあります。
csc ・・・ c sharp compiler
準備
以下が必要です。
■ Windows 10
■ サクラエディタ(メモ帳でも可)
手順
- 環境変数の追加
- ソースファイルの作成
- コンパイル
- 動作確認
1.環境変数の追加
C#のコンパイラは.Netのインストールフォルダにあるため、このフォルダを環境変数に追加します。
こうすることで、どこのフォルダからでもc#をコンパイルできるようになります。
「Win」+「x」で以下のメニューを表示します。

「システム情報」をクリックします。

「システムの詳細設定」をクリックします。

「詳細設定」 → 「環境変数」をクリックします。

「Path」 → 「編集」をクリックします。

「Win + e」でエクスプローラを開き、以下のパスを確認します。
C:WindowsMicrosoft.NETFramework64<バージョン>
※バージョンはご自身で確認してください。

「新規」をクリックし、.Netのフォルダを追加します。

「OK」を3回クリックし、設定画面を閉じます。
2.ソースファイルの作成
サクラエディタを開き、
以下のコードをサクラエディタに入力します。
入力後は、以下の条件で保存します。
・ファイル名:HelloWorld.cs
・保存場所:任意のフォルダ
・文字コード:UTF-8
・改行コード:CR + LF
using System;
public class HelloWorld{
public static void Main(){
Console.WriteLine("hello world!");
}
}
3.コンパイル
コマンドプロンプトでcscコマンドを使い、HelloWorld.csをコンパイルし実行ファイルに変換します。
コマンドプロンプトが開きます。
「Win + r」でファイル名を指定して実行を開き、「cmd」と入力し、「OK」をクリックします。

コマンドプロンプトが起動したら、項番2で作成したソースファイルが保存されている場所に移動します。
cd /d D:csharp
※保存場所のパスはご自身の環境に合わせてください。

HelloWorld.csをコンパイルします。
csc HelloWorld.csと入力し、「Enter」を押します。
「HelloWorld.exe」が作成されればOKです。

4.動作確認
HelloWorld.exeを実行します。
HelloWorld.exeと入力し、「Enter」を押します。
hello World!と表示されればOKです。

以上、お疲れさまでした。